Serverless Meetup Tokyo #10に参加してきた
最近キャッチアップしてるサーバーレスの事例が知りたくて「Serverless Meetup Tokyo」に参加してきました。全体的に具体的な内容が多くとても参考になりました。
サーバーレスなマルチテナントSaaSの権限管理
- サーバーレスでのマルチテナントの権限管理をCognitoとIAMで実現している
- 道に迷って到着が遅れたため発表内容は最後の方しか聞けず。。
Software Testing in AWS IoT with The Power of Python
- IoTを使ってシステムでのインテグレーションテストにLambdaを活用しているという話し
- AWS IoTでIoTデバイスからデータ収集。それをKinesis Data Streams経由→Lambda→DynamDBに。
- インテグレーションテストはモック系ツール(LocalStack, moto)を用いる。(ネットワーク遅延を防ぐため)
IoTについて知らないことばかりで面白かった。モック系ツール初めて知ったので試してみたい。
BtoBスタートアップとサーバーレス
- SaaSサービス向けの顧客行動分析ツールを提供。
- カスタマーサクセス(=いかにチャーンレートを下げるか)のためのデータマイニングにサーバーレスを活用している話
- ログ収集の可用性/レスポンス速度を重視
- プロダクトごとに異なるさまざまな型のデータを扱えるようにDynamoDBを利用し、ElasticSearchを用いて可視化している
行動データ解析におけるLambdaの使い所の事例が聞けてよかった。また技術的な部分だけでなくユーザーの行動データ分類の仕方などが参考になった。
LambdaとSQSでhttp://wwdjapan.com のアクセス負荷を下げた話
(資料公開なし)
- メディアのアクセス負荷をサーバーレスで解決したという内容
- EC2にワードプレスを載せて、RDS書き込みを行っていた。メディアへのアクセスログも全て同一のRDSに → 大量アクセス時にいつも落ちてしまう
- キューイングで解決。構成をLambda + RDS → Lambda + SQS + RDS
- RDSにインサートが走ったらSQSで通知が来るようにした。
- 記事表示したら Lambda → SQSでQueで溜め込んでから → RDSに書き込み。
- コネクションは常に1ですむように。CMS落ちなくなった。
すごいわかりやすい事例だった。SQSを活用したサーバーレスの事例はよく聞くので相性よさそう。
まとめ
- 全体的に具体的な事例が沢山聞けて勉強になった
- 全員の発表が終わったら懇親会もなくサクッと帰る感じは嫌いじゃないと思った
- メモできなかった発表の方すみません